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店長突撃レポート

安田染工場

安田染工場の手ぬぐいはデザインから染めるまで全てが手作り。使い手のことを思い、気持ちを込めて丁寧に作っているからこそ是非使ってほしい。

安田染工場

Tetsuji Fukuta

明治10年(1877年)頃から続く伝統ある染物屋さん「唐津のぼり染元 安田染工場」。

安田染工場さんの手染めの武者絵のぼりは「唐津のぼり」として古くから唐津の皆様に親しまれてきました。

当店ではそんな伝統ある染元さんの「手ぬぐい」を販売しております。

 

伝統の染物屋さんを継ぐキッカケ

 

安田染工場 6代目店主 福多 哲二さん。

元々は藍染の里である徳島県のご出身で、大学卒業後、関東の繊維メーカーに17年勤められていたそうです。

そこでレッグファッションの商品企画・開発、マーケティング、売場提案などをやられていました。

なぜ会社員から染物屋さんに転身されたかというと、同工場は福多さんの奥様のご実家で、義父の4代目安田力太郎さんが5年前に他界された後、

受注の減少や人員・体力不足もあり店を畳もうとしていたところを、福多さんが引き継ぐ決意をされました。

幸い、繊維メーカーに勤めていた経験から、繊維や染料についての知識はあったそうですが、

技術や経営についてはお義母様やお義兄様から学び、2年弱で習得されたそうです。

「何回も何回もやり直して納得いくものをちゃんとつくってお出しするようにしています。」と福多さん。

現在ではやり直しの回数もだんだん減らすことができるまでに腕を上げられているようです。

 

全てが手染めの手作り商品

安田染工場さんは手染めにこだわった手作りの商品を提供しています。

武者絵のぼり、寺社幕、船旗、のれん、日よけ幕などをつくられてる際は「筒引・引染め」の技法を、手ぬぐいは「注染」と「手捺染」の技法を用いて作成されています。

機械でプリントすると、細かい図柄を描くのには優れていますが、顔料が付着した部分の手触りが硬く、風合いも吸水性も落ちてしまうそうです。

また生地の裏側まで色が浸透せず、裏を見ると真っ白であったりします。

それに比べ手染めのものは滲んだり、線が曲がったりし、細かい表現は難しいですが、色の裏透りが良く、風合いも良く仕上がります。

「手作りのものは機械じゃないので滲んだり歪んだりして一見不恰好に見えたりもしますが、それはそれを手染めの魅力として感じてほしい、使う方の事を思い、色の裏透りだったり、手ぬぐいであれば肌触りや洗った後の使い勝手だったり色々なことを一生懸命考えて作っています。作り手のそういう色んな思いが乗っかっている、その良さを是非使って感じてほしいです。」と福多さん。

 

手作りは大変だからこそ感じること

スタッフは写真や資料を見せていただいて手染めの製法をお教えいただいたのですが、のれんや旗などに用いる[筒引・引染め]製法は、まず大きな布に下絵を直に描いて、

次に、その下絵にそって防染糊を置いて、それが乾いたら、色を差していって、色止めしてといった作業が何段階もあって

とにかく繊細で根気のいる作業を経て作られているようです。

大変ではないかという質問に対し福多さんは、

「楽しんでやってます。」

「船の旗でもくんちの幕だったりお節句ののぼりだったり、(お客様からの注文は)とにかくめでたい時の注文なんですよね。なので、お客さんが出来上がったのを見てすごくうれしそうにしてくれて気持ちよく受け取っていただけて、それがすごく楽しいんです。」

「どこかにいっても自分が作ったものがそこにあるとうれしいですね。」

と笑顔で仰っていて、とにかくこのお仕事を楽しんでされているのがインタビューをしていて伝わってきました。

 

「船の旗だとこれが好きなんです。」と写真を見せてくれる福多さん。

とある新船のお披露目式に招待された際に撮った写真だそうで、

そこには関係者から贈られたたくさんの大漁旗が掲げられていて、その中に同工場で作った大漁旗が写っていました。

「作らせてもらったところに呼んでいただいて(自分の作ったものが掲げられていたのを)実際に見たときに感動したんです。」

とお客様の事を思って作ったものだからこそ感じるエピソードを教えていただきました。

 

★店頭で販売されている手ぬぐいについて★

今年の3月から唐津市ふるさと会館の1階物産展示場には安田染工場さんの手ぬぐいを販売しています。

唐津くんちの5番曳山の「鯛」と曳子の掛け声の「エンヤー」をモチーフにした手ぬぐいなどをはじめ、

シーズン毎に奥様と2人で唐津をテーマに好きなものを描いて5~10柄ほど新たに作成されているそうです。

物産展示場では季節毎にその季節に合ったかわいい柄が店頭を彩ってくれています♪

※現在通販では、通年製作の柄のみのお取り扱いとさせていただいております。今後商品数を徐々に増やして参りますので、今しばらくお待ちください。

 

★実は唐津くんちにも大きく関わりが・・・★

唐津といえば、日本三大くんちである唐津神社の秋季例大祭の「唐津くんち」が有名です。

安田染工場さんは、2015年に御鎮座1260年を迎えた唐津神社の幕や幟の製作もされています。

また唐津くんちで使用される「曳山」の台幕やはっぴ、はちまきを古くから作成されています。

2016年は呉服町の4番曳山「源義経の兜」の台幕を新しく作られたようですので、2016年の唐津くんちでは源義経の兜を要チェック♪

(※唐津くんちは毎年11月2、3、4日に開催されています。)

 

 

佐賀県とコラボ企画を行った「おそ松さん」(写真左上)と「ロマンシング サガ」(写真右端)のコラボアイテムの製作を請け負ったり、唐津城のオリジナル手ぬぐい(写真下)の製作をデザインから受けるなど、活躍されています

 

 

 

安田染工場さんでは手染めにも関わらず格安のお値段でご提供されています。

また、デザインが決まっていない方でもデザインから考えていただけるのでお気軽にご注文いただけますよ!